【初心者向け】仮想通貨のマイニングとは何か?

将来法定通貨の代用ともなりそうな勢いのある仮想通貨。

個人だけでなく、投資家、起業、大手企業、国家までが注目しています。

新しい技術であるため、初めて仮想通貨取引を始める人にとっては、知らない用語や意味の分からない用語が多く、戸惑うことも多いのではないでしょうか。

難しい用語の一つに「マイニング」があります。マイニングは、ビットコインを作り出す作業です。

今回は、仮想通貨のマイニングは何か、詳しくご紹介します。

仮想通貨は発行上限が決められている

仮想通貨は発行上限が決められている

一般的に、仮想通貨の購入は取引所で売買を行います。この取引所などで売買されている仮想通貨ですが、その数は上限が決められているものがほとんどです。

例えば、ビットコインの例をあげてみると、総量2100万コインが上限とされています。2018年4月時点で、市場に出回り取引が行われているビットコインは、総量1700万コインといわれています。

となると、残りの400万コインは未だ市場に出回っていないということになります。それでは、この400万コインがどこにあるのか、いつ市場に出てくるのかと思いますよね?

このような、未だ市場に出回っていないコインを発掘することを、マイニングと呼んでいます。まだ出回っていないコインを探し当てる、掘り当てるというような意味合いから、鉱山で金を掘り当てることに例えて、採掘=マイニングと呼んでいます。

マイニングとは何をするのか?

マイニングとは何をするのか?

マイニングは、市場に出回っていない新しいコインを発掘することです。

仮想通貨の新規発行という大変重要な作業です。

法定通貨の新規発行は国家中央銀行が行うことを考えると、「マイニング」がいかに重要な役割を果たしているのか納得できるのではないでしょうか。

この仮想通貨の新規発行は、膨大な計算力により行われています。

「膨大な計算力」と言っても、何のことなのかピンとこないものですが、仮想通貨の暗号システムや取引履歴の記録システムに参入し、「膨大な量の計算を行う」作業です。

例えば、仮想通貨の取引では、AさんがBさんにいくらの通貨を売ったなどの取引が行われます。

この時、通貨がどこからどこに送られたか、どのコンピューター間で取引をされたかという取引記録は、そのやり取りしたコンピーターやシステムに参加したコンピューター内に、保存されます。

自分のコンピューターをこのシステム内に参加させることが、「マイニング」です。

この「マイニング」には、膨大な計算力を必用と述べましたが、それに対応するために高性能なコンピューターが必用となってきます。

世界中のコンピューターに長けた人たちが、高性能なコンピューターを駆使し、膨大な電気代をかけて行っていますが、高性能なコンピュ―タ―と電気代をかければ誰でもできるのかというとそうではなく、時間と労力、知識が必要です。しかし、見事マイニングを成功させると新規仮想通貨の発行となり、マイニングを成功させた人に新規仮想通貨で報酬が支払われるという仕組みになっています。

一般的に仮想通貨の取引というと取引所などを通じて売買が行われますが、それらはすでに発行されている仮想通貨です。

新規発行されるタイミングは、誰かがマイニングで成功した時のみであり、大変大きな役割を担っているといえるでしょう。

仮想通貨取引の承認

仮想通貨取引の承認

マイニングの役割は、仮想通貨の新規発行だけではありません。仮想通貨取引の承認という役割も果たしています。

仮想通貨取引では、「AさんからBさんにどれだけのコインを送った」などという取引が行われますが、この記録を正しいのかどうか検証する作業も、マイニングの一つの役割なのです。

マイニングにより、この一つの取引が正しいと検証されると、その後どんなことがあってもその情報が書き換えられることはありません。

マイニングを行うことは、取引の改ざんを防ぐという大変重要な役割も担っています。

マイニングとハッシュ関数

マイニングとハッシュ関数

マイニングは、膨大な計算力を駆使して行う作業です。

具体的にいうと、この膨大な計算は「ハッシュ関数」に様々な異なる値を代入し、ある値を探し当てるという作業になります。

代入の結果、ハッシュ関数の値が「ある決められた値よりも小さくなる」パターンを誰よりも早く見つけた時、それはめでたくマイニングの成功となり、報酬を受けとることができるわけです。この代入値を「ナンス」と呼びます。

この代入値「ナンス」は、ハッシュ関数から逆算して求めるということは不可能です。

ハッシュ関数の性質上、「代入して計算することは容易だが、その結果から何を代入したのかを導き出すことは不可能」であるからです。

つまり、ハッシュ関数の値がある決められた値よりも小さくなるための代入値「ナンス」を見つけるためには、理論的に攻めるのではなく、「片っ端から当てずっぽうに代入していく」ことになります。

したがって、マイニングの成功率は、単純にどれだけの計算を行ったかという計算量に比例していくといわれています。

膨大な時間、労力、電気代、そして高性能なコンピューターという設備投資費用、これらを費やし成功した結果、その報酬として新たに発行された仮想通貨を受け取ることができる、これが、マイニングです。

まとめ

まとめ

仮想通貨を始めよう、仮想通貨はどのようにして手に入れることができるのか?と調べていると、「マイニング」という言葉をよく見かけます。

マイニングとは、仮想通貨を手に入れるための一つの方法で、通常の売買とは大きく異なります。

高性能なコンピューターを用い、膨大な量の計算を繰り返し、ハッシュ関数に代入するある値を探し出す作業が、マイニングです。

この値を誰よりも早く見つけた時マイニングの成功となり、その報酬として新たに発行された仮想通貨を受け取ることができます。

また、マイニングにより、仮想通貨の取引履歴の承認も行われ、これによりその履歴が改ざんされることを防ぐという役割も担っています。

マイニングの大きな役割
①新しい仮想通貨の発行を行う
②仮想通貨取引の記録を承認し、改ざんできないようにする