仮想通貨取引を始めるにあたり、まずはどの仮想通貨をどの取引所で取引するか?が考え処です。
取引所によって、取り扱う仮想通貨の種類からセキュリティ対策、手数料などが変わってきますので、多方面から検討する必要があります。
この時検討要因となるもう一つの事柄が、チャートツールです。どのようなチャートツールを提供しているかは、より深い分析やより良い取引のための重要事項です。
今回は、取引所が提供するチャートの比較と、高機能チャートツールの特徴も合わせてお伝えしていきます。
目次
チャート分析は必要不可欠

仮想通貨のトレーダ―の中には、複数の仮想通貨の取引を行い大きな利益を出している人がたくさんいます。
2017年は仮想通貨元年といわれ大きなブームとなりましたが、それよりかなり前から仮想通貨に投資していた人は、何もしなくてもその価格がジワジワと右上がりに上がり続け、保有しているだけで利益を生むという状態でした。
しかし近年では、仮想通貨の種類は次々と増え続け、また新規参入者、大口投資家などの増加も伴い、利益を上げるためには、さらなる努力が必要な状況となっています。
そこで必要となってくるものがチャート分析です。
チャート分析は、将来の値動きを予想する指針となるものです。現在の仮想通貨は値動きが激しくなっており、いつ暴落するかもわかりません。
また、仮想通貨の市場は24時間動き続けておりいつでも売買が可能です。チャートを使ってリアルタイムの情報を常に知ることで、取引に最適なタイミングを見極めることできます。
おすすめのチャートサービス

1.Trading View(トレーディングビュー)
仮想通貨の分析のために使いやすいと人気のソフトがトレーディングビューです。比較的新しいソフトで、利用価値の高いソフトとして人気がうなぎのぼりです。
その大きな理由は、
①Webブラウザーさえあれば、どこでも使える
②30種類の仮想通貨チャートの分析が可能
③200種類以上の高機能テクニカル指標を利用できる
です。
Safari, google chromeなど、日頃利用しているブラウザーで全機能を利用できるという使い勝手の良さがありますので、自宅のパソコン、タブレット、スマホなどマルチに対応し、外出時でも簡単にチャートチェックが可能です。
24時間絶えず値動きのある仮想通貨ですので、タイミングを逃さず取引をしたい人にはうってつけです。
また、チャートがHTMLで配信されており、ウェブ上に張り付けることができるすぐれものです。また、仮想通貨だけでなく、株や為替、金などの先物取引、米国債の利回りなども網羅するという強みがあります。
2.メタトレーダー4(MT4)
メタトレーダー4は、もともとFXを行う投資家の間で活用されているソフトです。世界中のトレーダーが好んで利用しているといわれ、分析のために必要な様々な機能が満載となっています。
このメタトレーダー4は、仮想通貨取引においても利用価値が高いと人気で、上記のトレーディングビューと並んで最強と言われる一つです。
メタトレーダー4は、50種類以上のテクニカル指標を見ることができる、インジケーターのカスタマイズ、自動売買機能など、高性能さが大きな魅力となっています。
トレーディングビューを提供する取引所はこちら

1.Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)
Liquidでは、ビットコイン、イーサリアム、リップル、QUSH、XRPを取り扱っています。
レバレッジ取引も可能で、ビットコインとイーサリアムでは、最大25倍。ポートフォリオ管理やチャート分析、マーケット確認などが得意で、ソフトにはもちろんトレーディングビューを搭載しており、78種類ものテクニカル分析が可能です。
同時に、もう一つのチャートソフト「Cryptowatch」も合わせて搭載し、23種のテクニカル指標を確認できます。
2.Bitbank (ビットバンク)
多くの人が利用するBitbank(ビットバンク)でもトレーディングビューを採用。100種類以上の分析機能を搭載というすぐれもので、チャート分析の機能性と取引の快適性により、プロのトレーダーも満足できる環境を提供しています。
ブラウザー対応で、PCだけでなく、スマホ、タブレットでも簡単にチャート閲覧ができるため、タイミングを逃さない取引をサポートしてくれます。
取り扱い通貨は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップル、ライトコイン、モナーコイン。
セキュリティの高さにも定評があり、ユーザーの資産を保管するコールドウォレット、マルチシグを採用、内部からの不正対策も強化、高水準のトレード環境を整備しています。
3.Bit Trade(ビットトレード)
BitTrade(ビットトレード)は、70種類以上のテクニカル指標を表示、多様な描画オブジェクトが特徴です。
白地の取引画面で、見やすく扱いやすいところが人気です。
トレーディングビューを搭載していますが、他との違いは日本語環境での整備です。
英語表記では理解しにくいテクニカル指標ですが、これが日本語で表記されているため、馴染みやすくわかりやすいチャートとなっています。
100種類以上のテクニカル分析ができることも最大の魅力でしょう。ビットコイン、リップル、ライトコイン、イーサリアム、モナーコイン、ビットコインキャッシュを取り扱っています。
4.Zaif(ザイフ)
Zaif(ザイフ)は、国内取引所で特に人気が高く、誰もが知る取引所です。
Zaif(ザイフ)では、ビットコイン、ネム、モナコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュを取引できます。信用取引も可能で、最大7.77%のレバレッジをかけて取引することができます。
Zaifの特徴として、簡単売買という取引があります。ビットコインとモナコインを簡単に購入、売却できるシステムで、購入者、販売者を持つ必要がなく手間も時間もかからないというメリットがあります。
月々定期的に自動でビットコインを買い付けしてくれる「コイン積立」というサービスもあり。取引所の利用や売買のタイミングの見極めにわずらわしさを感じ、なかなか取引ができないという人にはおすすめのサービス。
もちろん、ツールとしてトレーディングビューを搭載。見やすいチャートも人気の秘密です。
メタトレーダー4(MT4)を提供する取引所はこちら

1.BITPoint(ビットポイント)
BITPoint(ビットポイント)は、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュを取り扱う取引所です。
現物取引はもちろん、レバレッジ取引、ビットポイントFXも可能で、最大25倍のレバレッジ取引が可能。
ただし、レバレッジ取引では、WEB取引ツールの利用となります。取引はビットコイン/円の一種類のみで、レバレッジは2倍から25倍まで選択できます。
一方、ビットポイントFXでは、メタトレーダー4を利用できます。
こちらは、ビットコイン/円、ビットコイン/ドル、ビットコイン/ユーロ、ビットコイン/香港ドルと選択肢があり、レバレッジは同じく2倍から25倍です。
仮想通貨取引でメタトレーダー4が利用できるサービスは貴重で、システムトレード機能、エキスパートアドバイザーによる自動売買など、利用価値の高いサービスが提供されています。
BITPOINTの親会社は上場会社リミックスポイントで、信頼感抜群。セキュリティ対策にも力を入れており、信頼性、安全性、利便性共二重丸のサイトとなっています。
まとめ

仮想通貨は大きなブームを迎えており、通貨の種類も市場参入者の数もみるみる増加しています。
そのような中、複数の仮想通貨取引で利益を出すためにチャート分析は欠かせないものとなってきました。
使いやすいチャートソフトを採用しているサイトを上手に利用し、資産の増加に役立ててみてください。